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万葉線のアイトラムは質の高い景観づくりの起爆剤に。高岡と新湊を結ぶ路面電車「万葉線」に、モダンなフォルムの超低床車輌を導入。平成16年1月21日から営業運転が始まった。新車輌は長さ18.4メートル、幅2.4メートル、高さ3.4メートルの連接車タイプで、座席数が30席(定員80名)。床面の高さが30センチと低く、ホームからノンステップ昇降できるユニバーサルデザインとなっている。
車輌の製造は新潟トランシス社、内外装デザインはプロダクトデザイナーの佐藤康三さんが担当。車体は曲線を生かし、赤を基調に黒とグレーのラインを施したデザインで、鮮やかな赤色は閉塞感が漂う今、忘れかけている情熱をイメージしたもの。座席の高さや硬さ、角度などは人間工学に基づいて算出。車体にあしらったシンボルマークには高岡の伝統工芸、螺鈿を採用するなどクオリティの高さを追求した。
「今回は色、素材、形状など全てにおいて質のデザインに取り組みました。近年、文化的資質を失ってしまった街の景観に起爆剤として投入し、質の調和、親和を醸成していきたいと思いました」と佐藤さん。 (Offer vol.23)
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